Group Tour in Hawaii Island *教育プログラム*


ハワイ島コナ沖で湧き上がる、海洋大循環の深層水。
南極・北極付近では、海水が0度近くに冷やされ、氷結していきます。凍らずに残された海水は温度が低く塩分濃度の高い「重い」海水となっていきます。この重い水は、水深1000メートルを超える深海まで、深く沈み込んでいきます。そしてこの重い海水は、数千メートルの海底をからみつくように流れ(深層海流)、約2000年もの悠久の時をかけ、大西洋からインド洋、さらに太平洋まで約5万kmの旅を経て「ハワイ島コナ沖」で一気に湧き上がります。

この海洋深層水を利用し、世界各国の研究会社が温度差による熱エネルギー交換による発電や、海産物を育てています。

ハワイ島 海洋深層水を使用した研究と開発


ハワイ島西岸は、オフショアが急激に深くなっているため、深層水までの距離が短く、パイプ設置コストが安くつくことから、利用技術を開発していました。特に海の表層25℃と深層水温度4℃との温度差を利用して、バイナリー方式で発電するプラントを見学することができます。